Weekly Nathan Vol.13 スケートもキャンパス・ライフもまずは順調(9/10~9/16)

Weekly Nathan Vol.13 スケートもキャンパス・ライフもまずは順調(9/10~9/16)

皆さん、こんにちは。NCJPのmiyakoです。先週はkeiさんにピンチヒッターをお願いしましたが、今週からまた頑張ります。今週末はロンバルディア、USインターナショナルクラシックにJGP、DOIやザアイスのテレビ放映とスケートファンは何をいつ見るのか、時間の工面もなかなか大変な週末でしたね。

今週のWeeklyはネイサンからのインスタでの近況報告をメインに、夏に一緒に練習をしたコリャダくんが感じたネイサンやチームラファへの想い、イエールの学生新聞が入学前に実施した新入生の実態調査などをおおくりします(結局長くなってしまったので次回に)

では、まず今日未明に(現地土曜日昼過ぎ)ネイサンから届いた楽しそうなインスタから

3時間の睡眠でも元気一杯。車で一時間ほどの遊園地に大学の友人たちと遊びに行ったようです。このSix Flags New Englandは絶叫系の乗り物が多いですね。Superman the Rideには乗ったかな。金曜日の夜は夜更かしをして土曜日は友人と遊園地に。なんだか普通の大学生らしい生活を満喫してますね。授業と課題とスケートの練習に仲間たちとの時間、そこに生活するための雑用も。寮だから食事の手間がかからないのでそこは時間が節約できますが。なかなかネイサンの学生生活ハードそうですが、ネットスクールだったネイサンには何もかもが新鮮に映っていそうです。ところで、このネイサンの顔少しふっくらしたような😅所謂「Freshman 15」(アメリカの大学1年生は入学すると15パウンド(約6.8Kg)体重が増えると言われています)と呼ばれるアメリカの大学一年生の洗礼を既に受けたかな😎でもJOには何事もなかったかのように夏に見たネイサンが戻ってきてくれるでしょう。

今日アリエフくんがアップした宇野くんとアリエフくんの大あくびのIGにネイサンがいいね!をしていて苦笑。ザアイス仲間改め睡眠不足仲間😅宇野くんロンバルディア杯優勝、アリエフくん二位おめでとうございます🥇🥈友野くんもお疲れさまでした。踊れるし盛り上がりますね。ザアイスでも見たリバーダンスこれからますます素晴らしくなりそうです。

金曜日の夜更かしについては東洋経済に記事を書いてくださったイェールに留学した日本人学生の話がとても面白いです。少し前の記事ですが、ヒップスターのことなどとても興味深く読ませて頂きました。この夜更かしから学生ベンチャー企業が立ち上がったりするんですね。時間を気にしないでとことんディスカッションしたり、一見馬鹿な話ができるのも寮ならではなのかもしれません。日本人留学生古賀さんが書かれた記事はこちら。イェールの寮で生まれた夢が今では大きなソーシャルビジネスに育っています。

次についについにインガルス・リンクがオープン。ネイサンから二度にわたって足だけのIGSが届きました🤣まずは大学生になって初めて足を踏み入れたリンクの印象はfreshhhh。ネイサンだけでなくアイスホッケー部(ブルドッグス)からもやっとホームに戻れた!という嬉しそうなIGがあがっていましたよ。インガルス・リンクの写真や説明はWeely Nathan Vol.8に。

 

ところで、イェールデイリーニュースによると(イェールデイリーニュースについての説明はこちらを参照)ネイサン効果でスケート部の部活説明会が大賑わい。異例のお達しも出たとのこと👏🤗
そして、ネイサン、NBCコネチカットに至急連絡されたし!

 

今週ロシアのコリャダくんのロングインタビューがアップされました。前半はランビエールコーチとの振付の話ですが、後半は夏に訪れたレイクウッドでの話です。詳細は本FPの海外メディアのところにアップしますが、ネイサンとチームラファに関する話を少しだけ。

コリャダくんはこの夏ラファからの誘いでコーチと一緒に2週間レイクウッドに滞在。彼によると2週間という期間だったので、全てを感じることはもちろん難しかったが、アメリカの選手の練習の仕方、生活、そして休息の方法などが少しはわかってとても興味深かったそうです。このインタビュー全編を読むとコリヤダくんは非常に好奇心が強くて観察力の鋭い、とても頭のいい選手だなという印象を受けました。

ラファとは主にジャンプについて取組み、エントリーや一般的なトレーニングのアプローチを変更。特にジャンプ前のステップの軌道、加速、着氷について非常に注意深く練習したそうです。クワドルッツに関してはかなり細かく練習をし、昨年の失敗はクワドルッツは非常に強力なエレメンツであるがその着氷に十分な体力がなかったことも理解したそうです。シーズン前半はクワドルッツは入れずに後半から準備をすることを考えているようですよ。

詳細はぜひ海外メディアのページで読んで頂きたいのですが、ネイサンに対して一番印象的な言葉がネイサンがすべてのことを本当に楽しそうにやっていることに感銘を受けたというくだりです。「もし全てが上手くいかなかったら、大雑把に言うと、彼は全てをもう一度ひとつずつ見つめ直して前進する(略)」。それに比べ、自分は何かが上手くいかなくなったら怒って感情的になり、さらに上手くいかなくなるというループに陥ることが課題であるとの認識があったのでしょう。ポジティブに練習するネイサンと一緒にトレーニングできたことはきっとクワドルッツの練習に負けずとも劣らない大きな収穫だったのではないでしょうか。

もう一つコリャダくんの言葉で印象的なのが、「トレーニングに関して、ラファは素晴らしいチームを築き、働きやすい雰囲気を作ったなと思いました。例えば、疲れているとしたら、練習を終えるのではなく、どこからか別な力が湧いてきて、リンクに出て行き、もっともっともっとやれるんだ。次の練習ではリンクで滑れるようになるのです(略)」の部分です。なぜ疲れていてもまたジャンプを跳ぼうという気持ちになれるのか、そこを詳しく知りたいのですがこのインタビューでは語られていません。コリャダくん自身も具体的な言葉でなかなか説明しにくいのかもしれません。

そこで思い出したのが、先日書いた「アーバインの新リンクとラファエル・アルトゥニアンコーチの夢」というLabの記事です。この中では簡単にしか触れていませんが、チームラファはスケーターが切磋琢磨して練習しているだけでなく、スケーター同士が教え合う風潮があるとラファが語っていました。つまり、疲れていても他の選手から刺激を受けたり、皆で励まし合ったり、声を掛け合うというようなことが練習中にあるのではないでしょうか。人間はあとひと踏ん張り、ひと頑張りできるかできないか、周りの環境に左右されるところもありますよね。トレーニングメイトの重要性をものすごく感じました。そういう意味では一人で練習するネイサンは単にコーチがいないというだけではなく過酷な環境かもしれませんが、ネットでのチームラファとのやり取り、モントリオールチームや大学の仲間のサポートを得て頑張って欲しいです。たまにはダンちゃんもリンクに顔を出して(しつこい😆)

最後は情報をいくつか。

まず、2年連続でReaders Choice Awardを受賞。おめでとうございます。全米選手権での表彰が楽しみです。

次は世界選手権のチケット発売の詳細とジャパンオープン、カーニバル・オン・アイスのBS放送のお知らせです。全国で見れるBS放送嬉しいですね。

それでは、また来週。

来週は今回書けなかったイエールの学生新聞が入学前に実施した新入生の実態調査も簡単に触れたいと思います。数字で読み解くネイサンの同級生たち。全寮制や寮生活についてなど学生達の率直な意見がわかって面白いです。

 

参考資料