パトリック・チャン、ネイサンについて語る

パトリック・チャン、ネイサンについて語る

パトリック・チャン、ネイサンについて語る

平昌五輪後、パトリック・チャンが自身のインタビューの中でネイサンについて語っている部分です。

Q:もし、理論上での話として、トーチ(タイマツの様に照らすもの)を誰に渡しますか?その理由は?

P:特定のスケーターにですか?

Q:特定のスケーターにです。ありがとうございます。

P:わぉ、ん〜誰だろうね。

Q:難しい質問ですね。

P:そうですね、アメリカのネイサン・チェンに渡したいと思います。彼とは昨シーズンの夏に一緒に練習していたんだけど、才能ある若者と言えば…彼ですね。彼には意欲と決意があり、本当に彼を観ていて楽しいんです。彼の美しいポジションを見るのが好きです。彼は体操競技をしていたので、そういう質のものを選んでいるのだと思います。彼はまだ18歳なのに、既にアメリカでこれ程の脚光を浴びるほど、達成してきている、それもかなり猛烈な勢いで。僕が望むのは…僕は彼が大好きなんです。今は彼にとって凄く重要な時期であることを僕は知っています。自分が見ているものを見失わないように、なぜこれ(スケート)をしているのか彼は思い出さないといけない、忘れ無いようにしないといけない。凄く多くの人が彼をコントロールしようとするかもしれないし、簡単に自分の進んでいる道がどこに向かっているのか分からなくなってしまう。自分自身の為ではなく他の人の為にしている、というプレッシャーを感じてしまう。でも彼は凄く楽しんでるようにみえますね。彼はクワドを飛ぶのが大好きで、新しい事を学ぶのが大好き。だから彼にはそういう事を忘れないでいて欲しいなと思うんです。