全米フィギュアスケート選手権2019

全米フィギュアスケート選手権2019

2019 U.S. Figure Skating Championships

開催場所、日程

日程 2019年1月24日(木)~1月27日(日)シニア【現地時間】
開催地 ミシガン州 デトロイト 地図
会場 リトル・シーザーズ・アリーナ(Little Caesars Arena)
ウェブサイト
チケット チケット 
ウェブサイト 公式サイト #USChamps19
  イベントプログラム 

エントリー一覧練習グループリザルト

 

スケジュール

タイムテーブル  2017/1/17改定版 Version 2.08

 

放送予定

TV放送予定は、以下のページをご参照ください。

 

男子SP

🔗 リザルト

1 ネイサン・チェン 113.42
2 ジェイソン・ブラウン 100.52
3 ヴィンセント・ジョウ 100.25

予定構成の単独ジャンプは4Lzでした。
実施したのは4F。GOE4.40

プロトコル

演技動画

Nathan CHEN Short Program 2019 U.S. Figure Skating Championships

 

ショート後の プレカン・インタビューなど

Men's Short Program Press Conference | 2019 GEICO U.S. Figure Skating Championships

ジェイソン:まだ計画の途中で毎日頑張っている。僕とコーチ陣の成果が短期間でこの様に現れてとても誇らしいが、まだやる事が凄く沢山あって、僕が出来る事のうちの初歩的な部分をやり終えただけに過ぎない。僕達が出来ると確信している事に向けて更に頑張っていくのが本当に楽しみ。

ヴィンス:今一番好調なクワドは4S。今季最後の試合以降、クワドの質上がってきている。全米前の練習では凄く良くて、質を高める為にかなり追い込んだ練習ができた。

ネイサン:大学のスケジュールと試合がうまく合っていて、偶然秋のセメスターの休暇に試合があり学校から少し離れて試合に集中できた。試合中はストレスが高くなるので、学校があると物凄く大変だっただろう。
ちょうど履修届の週が終わったばかり。クラスに慣れる時期で課題も出ていないし遅れも取らない。
シーズン後半のワールドも春休み中でクラスを休まずにすむ。前半は個人練習に慣れて学校との両立を調整する期間。全体としては凄く良い機会になった。

とても楽しかったし、今後もこのやり方を継続していくのが楽しみ。冬休みは寒いニューヘイブンから暖かい南カリフォルニアに帰って、ラファが作った素晴らしい練習環境の下、マライヤ、ロマン、ミハルと共に練習した。ラファは僕をとても良く理解しておりシーズンを通して何がどう変化するかわかっている。少し崩れてしまった部分に磨きをかけた。少し新鮮でとても楽しかった。

カリフォルニアから学校に1週間戻ってからこの全米に来た。大学は各クラス0.5から1.5ユニットで、4クラス必須。次の学年に上がる為には1学年の終わりには皆8ユニット取得しなければならない。
勉強量は僕達はみんな同じ。クラスによって多少の違いはあるが、セメスター毎に4ユニット取らないといけないから。
大学のスケート部のスケジュールをはっきり把握していないが、僕はだいたい女子ホッケーチームの後にリンクで練習する。
彼らはシーズンを通して多くの試合があり、それに応じて僕の練習時間も変わる。彼らは試合の移動が多く、チームで多くの人が共に練習してる点が個人練習の僕と違う。

イェールでの練習の機会をもらえて、僕は本当に恵まれている。氷上その他の施設の使用に関するイェールの支援は非常に有難い。彼らは皆にそうする訳ではないので、本当に光栄です。

 

SP後:(他の試合との)違いは何もないんです。今までのシーズンでも良かった事も悪かった事もあり、五輪では本当に多くの事を学んだ。とても上手く滑れた時より失敗から学ぶ事の方が僕には多いと思う。それらからの良い学びを常に忘れない様にしたい。それ以外の事は考えないでやる事に集中する様にしている。全米はいつも挑戦的だから今日は上手くいって嬉しい。

 

ファンゾーンのインタビューによると、やはり単独ジャンプは4ルッツを予定していたものの(練習で)少しシェイキーだったためフリップに変更したようです。ルール変更で “ステップから直ちに” が廃止されたため選択肢もかなり広がりましたね。
後半1.1倍になるボーナスジャンプは転倒も少なく、よりリスクの低い得意な4Tをコンビネーションジャンプにしたことで更に高得点が狙えます。3Aが安定したのでその時の調子に合わせて組合せを選べるのもネイサンの強み。ワールドではどんなバリエーションになるのか陣営の戦略も楽しみの一つです。

 

男子FS

フリー滑走順

ネイサンは第4グループ、4番目です。

🔗 リザルト

1 ネイサン・チェン 342.22 /FS 228.80
2 ヴィンセント・ジョウ 284.01 /FS 183.76
3 ジェイソン・ブラウン 273.08 /FS 172.56
4 トモキ・ヒワタシ 253.28 /FS 169.23

プロトコル

 

演技動画

Nathan CHEN Free Program 2019 U.S. Figure Skating Championships

 

優勝インタビューと表彰式

Nathan CHEN Interview & Awards ceremony / 2019 U.S. Figure Skating Championships

僕も(嬉しくて)言葉が見つかりません。皆さんプログラムの最後まで応援ありがとうございます。(途中で)疲れてきても皆さんの応援のお陰で頑張ることができて感謝しています。
SPとFS共にとても満足です。全てが凄く上手くいきました。(試合が終わって)学校に戻ることとワールドが楽しみです。

学校に戻るの本当に楽しみ?まさか!(笑)

前半のジャンプは次、はい次と技術的に出来るだけ完璧に跳んで、それから音楽が聴こえて歌詞がついて来て演技に入り込みました。そして有難い事に皆さんの声援があり、更にプログラムに入り込む事ができました。
演技後半になっても皆さんの応援で僕はエネルギーをもらえて本当に助けていただきました。

 

表彰式のワンシーン

ネイサンがカーペットに躓いて、みんなで直す場面は微笑ましかったですね。

 

 

フリー後の プレカン・インタビュー記事など

FS プレスカンファレンス

Men's Free Skate Press Conference | 2019 GEICO U.S. Figure Skating Championships

FSプレカンから抜粋意訳

ネイサン:(安定した3連覇について)今試合の滑りに凄く満足している。全米は本当に真剣勝負。アメリカでも世界でもトップの二人とここに同席し、優勝出来てとても光栄です。頑張ってきたので物凄く嬉しいし自分を誇りに思う。それ以外には言い表す言葉が見つからない。
4Sは直前の公式練習で2度ほど跳んでみたが、今日のFSで跳ぶのが最適とは思わなかったからやめた。(完璧な4Lzについては)褒めていただきありがとうございます。今日は綺麗に跳べてGPFではうまくいかなかった部分を補えたことは凄く嬉しい。4Lzは4Fの後に跳ぶ予定だったが入れ変えた。
冒頭に跳ぶと4Fの後には考える必要がない。ジャンプがうまくいようにわかってる事を使うんだ。今日はそうする事にした。

ジェイソン:ネイサンを称賛する。彼はこのスポーツを僕には夢見る事しか出来ない風に推し進めているんだ。信じられない(くらい凄い)よ。彼は、僕が試合で勝負できる(多種クワド以外の)他の部分全部の限界を引き上げてくれる。彼がチームUSAで本当によかった。
(4S失敗)試合前にブライアンやトレーシーと話していたんだけど、練習では試合の5-6歩先を進んでる。全てが通過点。試合では興奮でアドレナリンが出て回転が速くなるので、(学んでる)新しいテクニックが変わってしまう。だからこの試合でここまで出来た自分を凄く誇らしい。(4S)最低でも回転はしたかったからとても残念だけど。
今季もう一度挑戦する機会が欲しいと思う。コーチと話し合って、すぐにでも練習を再開して前に進みたい。

 

 

NbcSports より(訳:会話部分のみ)
ジェイソン「本当に信じられない。彼はこのスポーツを成長すべき方向へ押し上げてる。僕には夢見るしか出来ない事」

ラファ「まだ完全に満足していない。彼はもっと出来る。4Sを跳んでいないし4Loもやってほしい。この出来は前に(練習で)やっている。誰でも常に進化したいよね」

ネイサン「ラファは常にもっと上を目指す。だから僕は彼と一緒に居る。勿論進化できる余地はまだある」

ラファ「(物凄く高い4Lz)あれが普通。年齢を重ねて強さが増してきている」

ネイサン「2本目の4Tは 4Sを予定していたが直前に4Tに変更)今はまだやるべきじゃないと思った」

ラファ「彼は大人になった。」

ネイサン「学校とスケートの両方をこなせていて嬉しい。当然。」(ネイサンにもっとカリフォルニアに居て欲しいという話題で、ネイサンはクスッと笑った)

「この試合では経験と質の高い技術を基盤に、綺麗に決めたかった。」

「3000マイル離れた個人練習には賛否両論がある。どこで誰と練習していようともプラスとマイナスがある。僕が夢を追い続けることができるよう、リンクを使わせてくれるイェールに本当に感謝している。」

「凄く上手くいく試合もあれば逆の場合もある。でも結果的には、僕は試合毎に進化していると思う。この試合では、今後への大きな自信を手に入れた。」

(春セメスターは13日前に始まったばかりで全米は学業的に楽。)
「昨セメスターはスケジュールのこなし方を学んだ。両方やれると確信できた。イェール教授陣はスケートのスケジュールに凄く合わせてくれるのでクラスが休み易く、試合には絶対に出ないといけなくなる」

 

 

Deseret News より

ジェイソン:ネイサンと同じチームで凄くラッキー。そういう風に彼を見てる。全米で競い合うけれど国際試合だと僕達はチームメイト。彼を称賛する。素晴らしい。

ネイサン:(4Lzは)冒頭に入れ、後は気にしない方が賢明だと思った。ジャンプを成功させるにはどうすべきかわかっている範囲内で跳ぶ様にしてる。

ヴィンス:この結果には満足してるけれど、まだまだ伸び代があって今後に希望が持てる。今週ここでした事を成し遂げるには、成長の機会がまだあるのは凄く良い。先の事だが四大陸とワールドではもっと向上できたら良いね。

ネイサン:(FSの)スコアを見て本当に驚いたよ。予想よりずっと高くて。でもスコアは結局(ただの)点数なんだ。このFSの演技に満足している。引き続き他の試合でも同じ様な演技ができたら良いと思う。

 

 

米国スケート連盟は、ISU世界フィギュアスケート選手権2019とISU四大陸フィギュアスケート選手権2019の選抜メンバーを発表しました。
ネイサンは四大陸選手権には出場せず、世界選手権(さいたま)に出場します。

世界選手権は2019年3月18~24日にさいたまスーパーアリーナで開催されます。
四大陸選手権は2019年2月5~10日にカリフォルニア州アナハイムのHONDAセンターで開催されます。

2019 World Championships
Jason Brown
Nathan Chen
Vincent Zhou

Alternate 1 Tomoki Hiwatashi
Alternate 2 Alex Krasnozhon
Alternate 3 Timothy Dolensky

2019 Four Continents Championships
Jason Brown
Tomoki Hiwatashi
Vincent Zhou

Alternate 1 Alex Krasnozhon
Alternate 2 Timothy Dolensky
Alternate 3 Andrew Torgashev