GP スケートアメリカ2019

GP スケートアメリカ2019

プレスリリース

開催場所、日程

日程 2019年10月18日(金)~10月20日(日)
開催地 ネバダ州 ラスベガス
会場 Orleans Arena サイト 地図
チケット

チケットは こちら
オールイベントパッケージ
4月19日(金)午後12時(PDT)~発売開始

(日本時間4月20日(土) 4:00)
シングルセッションチケットは8月に発売開始

ウェブサイト

公式サイト公式サイトResultsISU

ファイル  Announcement
ハッシュタグ #SkateAmerica

※ 男子シングルを中心に随時更新していきます

・2019.06.20(木) 2019/20グランプリシリーズのアサインが発表されました。

エントリー

2019/20GP_MenENTRIES.pdf

男子エントリー

キーガン・メッシング(カナダ)
ボーヤン・ジン(中国)
ミハル・ブレジナ(チェコ)
ロマン・ポンサール(フランス)
島田高志郎(日本)
友野一希(日本)
チャ・ジュンファン(韓国)
ドミトリー・アリエフ(ロシア)
ロマン・サヴォシン(ロシア)
ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
ネイサン・チェン(アメリカ) ★
アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ)  *9/10 TBD

グランプリシリーズ 主要選手のエントリー表

  スケアメ
10/18-20
スケカナ
10/25-27
フランス杯
11/01-03

中国杯
11/08-10

ロステレ
11/15-17
NHK杯
11/22-24
ネイサン        
ジェイソン        
アリエフ        
サマリン        
ボーヤン        
キーガン        
ジュンファン        
マッテオ        
羽生結弦        
宇野昌磨        
田中刑事        
友野一希        
島田高志郎          
山本草太          

スケジュール

放送予定

10月19日(土) BS朝日 14:30~15:54 男子SP
10月20日(日) テレビ朝日 04:00~ 男女SP ※関東地区のみ
13:55~ 男女FS
BS朝日 16:00~17:55 男子FS
10月21日(月) BS朝日 15:00~20:54 女子SP、女子FS、エキシビション

みなさんこんにちは、ネイサン・チェンです。今週末はGPS初戦のスケアメです。僕も滑ります、観てくださいね。

予定構成

 

SP

 

SkateAmerica2019 SP

 

 

男子シングル SPプロトコル(pdf)

 

SPプレカン Jackie Wongさんツイートより

今シーズン最初の試合のSP、あまり満足していない。
カリフォルニアでラファと練習できた、今日の成果の大部分はそのお陰。夏の間に僕はかなり成長できたと思う。ラファが時間を費やして僕の成長を助けてくれて有難い。
大学の専攻は統計とデータ・サイエンスで、統計学、数学、専攻に関わるクラスを沢山とる。

FS

 

SkateAmerica2019 FS

 

 

男子シングル FSプロトコル(pdf)

 

総合結果

Result

FSプレカン Jackie Wongさんツイートより

ネイサン
今日のパフォーマンスにはとても満足している。シーズン初のグランプリ。改善すべきことがたくさんある。
(3連コンボの部分で)ジャパンオープンで1F、スケアメで2Fだから、少し進化してる(笑)
FS衣装は母が作った。母と一緒に生地屋に行って、これかっこいいんじゃない?って感じで選んだ。これが今シーズンの衣装になるのではない。

記事・インタビューなど

 

InterviewSA2019

シーズン初めの演技では最高と最悪が今までにあったけど、ショート・フリーとも中の上の出来。良いスタート、凄く気分がいい。
幾つかのミスは改良して次の試合までに修正したい。まず技術面でできる限りクリーンにして、次はGOEやレベル、スピンをクリーンにする。
アメリカのGPに出場出来て、チームUSAとしてアメリカ選手二人が台乗りできてよかった。今後もスケアメに出場したい。

エルトン・ジョンがラスベガスに来ていたのは知らなかった。まだ滞在してる様だけど、できたらFSプロを認めてくれたら嬉しい。このプロは楽しい、音楽はクールだし使った部分は特にね。タロン・エガートンの映画での演技も素晴らしい。

マリー=フランスとサミュエルは僕の過去プロとかなり異なる振付をした。
最初シェイはこう言うのをやりたくなかったんだ、過去2プロと全く違うものをやりたかったんだと思う。このSPは過去2プロと比べてソウルフルで、次のステップとしてはいいと思う。

スケアメはGP初戦でのプログラムの披露、体力をつけて試合に臨むのが皆んなの目的だったんじゃないかな。僕はそこそこ良い演技が出来たので、まずまずの成果が出せたと思う。
明日の朝から授業があるから、フランス杯まで時間がないし、あまりプログラムの変更はしないでクリーンにしたいと思う。

TeamUSA 電話インタビューより会話部分のみ

昨年の上手くいった事、いかなかった事をメモしている。それらを参考にして、最善を尽くしてこれまでのシーズンを超えるのが今シーズンの目標。フィギュアは進化し続ける。
戦うスケーター達は負けず嫌いで、常に新しい事をしてくる。置いていかれない様にしたい。

僕には素晴らしい人達がついている。大学は今年の方が大変、今年も両立するバランスを探らないといけない。スケートは少し楽かも。
大学ではメンターや使える術は全て使うが、それでも本当に大変。

今シーズンのプランを立てたが、コーチ不在、リンクメイトのいない環境はきつい、でも仕方がない。
夏にラファと僕のスケートの現状、今後の改良点、その方法等を話した。昨シーズンは3Aの安定性強化を集中的に取り組んだ。

SPの曲は精神的にとても深い、どう解釈するかベストを探してる。ショート/フリーとも、いつもの様に振付師が決めた。最初に曲を聞くと、ふーん、どうだろうと思うんだけれど、実際は振付師が最高の曲を選んでくれて僕は楽しく滑れる。

Olympic Channel より
FSでのクワドについてプランはある、3本か4本。3本入れるのは確実だけど、自分でもまだ決めていない。どうするかな。

ヒップホップを滑ったスケーターはいるけど、トップ6の選手ではあまりみないよね。 マリー=フランスが提案して来た時、リスクはあるけど面白いかなと思った。日本で滑った時反応は良かった、今後更に滑り込んでいけたらいいと思う。ファン層や観客の観点から皆が同じ感じより色々混ざってる方が面白いと思う。皆がそれぞれの試合で全く違うスタイルのプロを滑ると、どのプログラムも新しいく独特で新鮮だと思う。

NBC Sports

ネイサン
FS最後の30秒はヒップホップ。最初にマリー=フランスがネイサンにFSの構想を伝えた時、慣れるまで2~3分程度かかった。
「まず彼女が、ロケットマンとだけ言ったから、いいね、と答えた。それで実際に会ってヒップホップが入ってたから、えっ、ちょっと待って、って。彼女は僕に会って曲をかけるまで何も言わなかったんだ。
でも多分大丈夫だろうと思った。ラファになんて言ったらいいか、それが問題だった。カリフォルニアに戻るまでラファには黙っていたんだけど、ラファはいいねと乗って来たんだ!」

ヒップホップはサミュエルが振り付けた。
ラファ
「プロに振付してもらって、ネイサンはまるでプロの様にやってのけたんだ。昨シーズン、ヒップホップを演じたアイスダンサーが複数いたから、もしネイサンがやったら凄くいいものができると思っていた。でも変わったものをするのなら上手くやらないといけない。
ネイサンは本当にプロみたいで、ブレードがついてないかと思ってしまうほどだ。まるで靴を履いてるかの様に巧みに操るんだ」

ネイサン
「昨シーズンにサミュエルとヒップホップをやって、かっこいいと思った。ほんの少しだけやってFSに組み入れただけで、本当のヒップホップではなかったけれど。
ヒップホップはサミュエルが得意な分野だと知ってたからプロに入れても大丈夫だと思った。」
「彼はテッサとスコットにヒップホップを入れたプロを作ったことがある。
2016-17シーズン、ショートダンスにヒップホップを入れたスケーターは多い。でもヒップホップを滑った男子シングルは殆どいない。」

「あまり見た事がなかったから少し考えたよ。今シーズン、アメリカのフィリップ・ウォーレンが少しやってたし、他にも子供のスケーターで少しいるのは知ってる。
それにアイスダンサーはやっていたから誰もやった事がないのではない。でも、世界のトップ6の男子スケーターでは滅多に見ないと思う。」
「採点競技では、観客の反応が演技に対するジャッジの判断に多少影響を及ぼす」

ネイサン
「一つの宿題に6~12時間かかる。それが週に二つ三つあり、かなり時間を取られる。」
「試験期間中は本当に大変。今は楽だけど、そのうち大変になってくる。でも、最善を尽くしてなんとかするしかない」
幸いなことにスケアメは秋休暇中に開催される。今月初めのJOは中間試験中であったため欠席し、終わってから試験を受けた。
「試合が続くのはモチベになる。試合毎に目標があるから。それがあるから練習をやり続けられる」

メリル:クワドキングと呼ばれてるが…

ネイサン
プログラムに4回転を取り入れているのは僕だけではない。ボーヤン、昌磨、ユズ、素晴らしいスケーター達全員でやってきた。誰かがクワドを入れた、僕も入れなきゃと思い、彼らも同じ事をしなきゃとなった。そうして雪だるま式に大きな流れとなり今のスケート界になった。だからクワドキングと呼ぶべき人がいるならば、それは「ティモシー・ゲーブル」だと思う。僕ら皆がクワドの進化を推し進めたと思う。

メリル:なるほど、貴方の答えに驚かないわ、貴方はとても洗練された人だから。このスポーツに何を残したい?

ネイサン
最近気付いた事があるんだけどね、トップ10、いや今のスケーター達は皆切磋琢磨して戦ってる。
それぞれのスケーター達がどれだけの努力をこのスポーツに注ぎ込み、どれだけこのスポーツに身を捧げ、打ち込んできたか。そして、それを継続している。
だから僕らは互いにリスペクトし合ってる。そのリスペクトがあるからスケートを超えて皆本当に好意的で、相手に対する思いやりがあって、多岐に渡ってその人が追い求めてる事を大切にする。それは僕がもっと若かった頃にはあまり感じなかったんだけれど、今は皆が懸命に、より良い人であろう、より良い競技者、アスリートであろうと努力しているのを感じる。
この方向性がとても好きで今後もこうあり続けて欲しいと願ってる。だって僕達は皆でやっているから。皆がそうだと気づき続けて欲しい。もちろん試合で勝つのは一人だけど同時に誰でも勝つ事ができる。だから僕達には皆等しくチャンスがある。実際には勝てるかもしれないし勝てないかもしれない。でもそれで良いんだ、なぜなら僕たちは皆勝つ為に努力してるんだから。

メリル:確かにそうね。技術面と芸術面については

ネイサン
ジェイソンを表彰台で見れたことは素晴らしい。
彼がクワドを跳んでいるのを見た事がある。跳べるけど今回スケアメで跳ばずに戦った。それで上手くいってメダル獲得。
スケートには色んな面がある。テクニックだけではなく様々なスケートが見られればそれは素晴らしい。
僕は幸運なことに自分の能力と素晴らしいコーチ陣やその他チームの支援で今のジャンプを跳ぶことができている。でも僕のジャンプは(まだ完璧じゃなく)もっとクリーンにできたり、そんな細かい進化がまだできる。それとは別にジェイソンの持っているものを手本にすることができる。
今の採点システムでは、プログラム内で自分に可能な範囲でスコアを最大限に高めることができる。

メリル:5回転を考えた事はある?

ネイサン
不可能ではないだろうけど、正直なところ身体的には可能かと言われるとどうかな。技術を変えないと絶対無理だね。
離氷してからの最大対空時間、それから回転速度を最大限にする、それで人間として可能かどうか。もし誰かが跳ぶなら僕もできるんだとわかるけれど、誰もしないなら、どんなものなのか僕には全くわからないね。

メリル:プレッシャーとどのように向き合っている?

ネイサン
スケートは僕にはとても意義深い、自分がスケートでやってる事は僕には凄く大切。
しかし非常にプレッシャーのかかる状況に対しては、それほど重要ではない事のように考える。たまにこういう事もあるさ、と。うまくいってもいかなくても最終的にはそれでもいい、それでもやっていける。
勿論、五輪はとても残念な結果だったけど、「ミスしてもいいんだ。凄く大きなステージでも失敗してきた。もし失敗し続けても前に進もう。進化しようとし続ける限り大丈夫。」そういう考え方が出来る様になって、試合では理性的でいられる様になった。 この新しい意識を持つ事で、僕のスケートは良くなっている。もっとミスしても良いんだ、いわゆる『失敗した人』となっても良いんだ。だから改良の余地があるんだ、と。練習だけをとっても、この考え方は凄く助けになってる。これが、ここ2~3年でよくなってきた部分の一つ。

メリル:今シーズンの目標と北京

ネイサン
今はスケアメでやった事を継続していくけれど、だいたいは試合毎に目標を立ててやっていく。北京やワールドまで先の事を考えすぎると少しプレッシャーを感じてしまう。
スケーター、アスリートは皆、五輪チャンプになるのが夢だし多くのアスリートはそれを目指していると思う。もちろん僕もそれを成し遂げたいよ。現実的でもあり、ファンタジーでもある。まだまだそれに向かって正しく努力を積み重ねていく必要がある。でも自分ではコントロールできない要素(病気、怪我、その他)も関係する。
今のところはそのポジションにつけるまで(五輪出場できるまで)一つずつの課題に焦点を当てて集中したい。全力を尽くして五輪出場を目指し実際に出場できれば、結果に関わらず僕は凄く満足だよ。